日曜劇場『アンチヒーロー』の登場人物の名前には色を表す漢字が使われていることに気がつき、なにかの意味があるのではと考察している人も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、『アンチヒーロー』の登場人物の名前に色が入っている人は味方と思われる理由についてと、犯人黒幕は誰か考察してまとめています。
物語はいよいよ佳境に入ってきたところです。次回の放送まで待ちきれない分、一緒に考察していきましょう。
*2024年6月10日、追記しています。



【アンチヒーロー】名前に色が入っている人は味方?
『アンチヒーロー』名前に色が入っている人は味方ではないか?という考察がSNS上でも飛び交っていますが、実際に色が入っている人物を見ていきましょう。
明墨法律事務所のメンバー
まずは明墨法律事務所のメンバーの名前から見ていきます。

- 明墨 正樹(あきずみ・まさき) :墨
- 赤峰 柊斗(あかみね・しゅうと) :赤
- 紫ノ宮 飛鳥(しのみや・あすか):紫
- 白木 凛(しらき・りん):白
- 青山 憲治(あおやま・けんじ):青
- ミル:海松色(みるいろ)
明墨法律事務所のメンバーは全員色をあらわす漢字が苗字に使われています。
明墨法律事務所のメンバーは全員、明墨の意思を受け継いでおり、強い味方であると考えられます。この中から裏切り者はいないと確信できます。
【追記 2024年6月10日】
明墨法律事務所のメンバーは全員味方だと思っていましたが、第9話で白木が裏切りを見せ、伊達原検事正に寝返りましたね。
名前に色が入っている人は味方と思っていましたが、思えば、
白=何色にも染まる
白木の「白」は、何色にでも染まることができるという意味合いなのかもしれません。
犬のミルも、実は海松色(みるいろ)という色があるのでびっくりですよね。
海松色(みるいろ)とは、海藻の海松の色を表した茶みを帯びた深い黄緑色のことです。
https://irocore.com/miru-iro/
続いて、明墨法律事務所以外の出演者で名前に色が入っている人物をご紹介します。
緋山 啓太(ひやま・けいた)

緋山の「緋」という文字が、濃い赤色、緋色(ひいろ)と呼ばれる色です。また、訓読みで「あか」とも読みます。
『アンチヒーロー』第5話のラストシーンでは、明墨法律事務所で明墨と緋山が意味深な会話をしています。
明墨「例のものは手に入りそうですか?」
緋山「はい」
明墨「では、そろそろ始めましょうか」
本当は罪を犯しているのに明墨によって無罪になった緋山がまさか再登場するとは思ってもいませんでした。
緋山がなにを用意しようとしているのか、まだ見当がつきませんが、明墨の味方であり、協力者であることは間違いないですね。
もしかしたら、緋山も12年前の糸井一家殺人事件に関連しているのかもしれません。
水卜 健太朗(みうら・けんたろう)

水卜の「水」という字が水色をあらわしています。
都立医科大学の中島教授が殺人事件のDNA鑑定時に不正を働いていた件について、中島教授の助手である水卜が明墨に協力し、中島教授の不正を告発しました。
明墨に「このままでは中島教授の共犯者になる」と脅かされ、仕方ないとはいえ明墨の協力者となった水卜。
そうなると、やはり色の漢字が入った名前を持つ人は明墨の協力者という考察は強くなってきますね。
志水 裕策(しみず・ゆうさく)

志水の「水」という文字が、水色をあらわしています。
志水は12年前の糸井一家殺人事件の被告として死刑判決を受けており、死刑囚として静かに過ごしています。
明墨は志水のえん罪をはらすために弁護させてほしいと何通も手紙を出していますね。
今のところは明墨の協力者という位置づけではなさそうですが、明墨の大事な存在です。
桃瀬 礼子(ももせ・れいこ)

6年前に桃瀬礼子がなんらかの原因で亡くなり、その翌年に明墨は明墨法律事務所を立ち上げます。
明墨と桃瀬礼子の関係性は明らかにされていませんが、第2話のラストで桃瀬礼子の墓石の前で涙をながす明墨のシーンがありました。
桃瀬礼子は明墨の協力者というより、志水と同じく、明墨が守りたかった人といったほうがしっくりくるかもしれません。
【2024年6月10日追記】
第9話で、桃瀬は病で亡くなっていたことがわかりましたね。
病と闘いながらも、志水のえん罪を明らかにするため調査し続けていた桃瀬。
その思いを叶えるためにも、明墨は志水のえん罪を勝ち取ってほしいところです。
緑川 歩佳(みどりかわ・あゆか)

東京地検の検察官、緑川の「緑」が入っています。
第3話で明墨が国会議員である富田誠司の息子・正一郎を弁護、緑川は検事として対峙しました。
そんな二人ですが、今後どのように協力者として展開していくのか楽しみですね。
明墨が弁護士になる前は検事をしていたということで、明墨と緑川は以前から深い関係があったとも考えられます。
【2024年6月10日追記】
伊達原が志水のえん罪の証拠でもある動画の入ったハードディスクをめちゃくちゃに踏みつけて破壊したところを目の当たりにした緑川。
明らかにドン引きした顔をしていましたね。
伊達原が破壊したハードディスクを緑川が回収し、動画を復元するなどし、明墨に協力するのではないでしょうか。
伊達原 泰輔(だてはら・たいすけ)

検事正であり緑川の上司である伊達原には一見色の漢字は入っていないように見えます。
しかし、伊達原の「伊達」という字が、実は色をあらわしているという見方もあるのです。
伊達の勝ち色(かついろ)は、日本の伝統色の一つで、紺よりもさらに濃い、黒色に見えるほどの暗い藍色を指します。
この色は鎌倉時代になると武士たちが濃い藍染の質実剛健さを好み、さらに「かつ」に「勝」の字をあてて縁起色としたのが色名の由来です。
【アンチヒーロー】犯人黒幕は誰?
【アンチヒーロー】名前に色が入っている人は味方だという考えをベースに、犯人黒幕は誰か考察していきます。
伊達原が犯人黒幕説
明らかに悪そうな伊達原検事正ですが、名前に色が入っている説もあるため、悪そうに見えて最終的には明墨側に回る(折れる?)という考察もできますね。
【2024年6月10日追記】
第8話で江越から入手した動画の入ったハードディスクを踏みつぶして証拠隠滅をはかった伊達原検事正。
明らかに悪いやつです。
伊達の勝ち色の意味合いを含んだ伊達原検事正は、戦国武将のように強く、太刀打ちできない相手であるということを意味していそうです。
つまり、犯人黒幕は伊達原ではないでしょうか。
瀬古判事も怪しい
赤峰がえん罪をはらすことができなかった暴行事件がありましたが、その時の裁判官が瀬古判事ではないかという考察があります。
そうなると、糸井一家殺人事件にも瀬古が関与していた可能性も出てきます。
緑川とにこやかに話す瀬古判事が実は黒幕だとすると、かなりの大どんでん返しですね。
【2024年6月10日追記】
第7話で瀬古判事は自らの罪を認めず、弾劾裁判を受ける運びとなりました。
しかし、最終的には明墨側の協力者として伊達原の不正を証言するのではないでしょうか。
今後、どのような展開になっていくか目が離せません。



【アンチヒーロー】名前に色が入っている人は味方?犯人黒幕は誰?まとめ
- 明墨法律事務所のメンバー
・明墨、赤峰、紫ノ宮、白木、青山、ミル(みるいろ) - 緋山 啓太:緋色
- 水卜 健太朗:水色
- 志水 裕策:水色
- 桃瀬 礼子:桃色
- 緑川 歩佳:緑
- 伊達原 泰輔:伊達の勝ち色(濃い紺色)
- 犯人黒幕は伊達原検事正、瀬古判事が怪しい
以上、【アンチヒーロー】名前に色が入っている人は味方?犯人黒幕は誰?まとめでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。